日本語教師の転職TOP >> 日本語教師の転職の基礎 >> 日本語教師の転職と年齢
日本語教師として働いているひとの属性にはいくつかありますが、まず女性が多くいます。比率にすると、男性が1割から2割に対し、女性は8割から9割ほどとなっています。また、年齢層についても特徴的で、ある特定の年代に集中しているのではなく、20代から50代までまんべんなく分布しています。さらに、転職して日本語教師になった人の割合が高くなっています。
これは日本語教師という仕事の特徴や労働環境に関係しています。まず転職組が多いというのは、日本語教師はやはり社会人としての経験を積んだひとの方が望まれているという事情があるでしょう。
日本語教師は外国人に日本語を教えるだけではありません。日本の社会でこれから生活をしていく海外のひとに対して、言葉によるコミュニケーションの方法を教えるだけでなく、日本人の国民性や文化の成り立ちについて知ってもらうこと、日本の会社で働く際に知っておくべきビジネスマナーを教えることなど、暮らしていくさまざまなシーンにおけるノウハウを伝える仕事です。
特に、日本企業で開催されている外国人ビジネスマン向けの日本語クラスで教えるためには、社会人として実際に働いた経験のある教師の方が、自分の体験にもとづいた実践的な知識を効率的に教えることができます。それは民間の日本語学校でも同様で、これから日本の会社に就職を希望している学生に対して、先輩社会人としてのアドバイスをすることも可能です。
このような事情があるため、転職して日本語教師になるひとが多く、年齢層のバラエティも広がっています。女性が多いというのは、日本語教師はパートタイマーとして働く非常勤の割合が高いことに関連しています。日中の空いた時間を利用して日本語教師として働く女性が多く、これは雇用側の人件費をできるだけスリムにしたいという意向と合致します。
特に、配偶者のいる女性の場合、年間の収入が103万円以上になると配偶者控除がなくなってしまいますので、税制面でのメリットを享受し続けられるように、できるだけそのリミットをこえない範囲で働きたいと考えるひとが少なくありません。そこで、常勤ではなく非常勤として働くことを自主的に選択する女性が多く、日本語教師として働く女性が大多数を占めることにつながります。
もちろん日本語教師として働くことを希望している男性も増えていますし、雇用側ではもっと男性の日本語教師を増やしたいというニーズもありますのでご安心ください。
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