日本語教師の転職TOP >> 日本語教師の転職の基礎 >> 日本語教師の給料・年収
日本語教師として働く方法には、非常勤講師と常勤の講師があります。なかでも非常勤講師の割合が高く、すべての日本語教師のなかで70パーセントが非常勤講師として働いています。常勤と非常勤では働き方が違いますので、給料や年収などの待遇も異なります。
もちろん具体的な働き方によって詳細は違ってきますが、常勤の日本語教師の場合、給料は25万円程度が相場です。毎週担当している日本語教育クラスは30時間程度で、年収に換算すると250万円から300万円程度です。日本語学校によってはボーナスが支給される場合もあり、平均すると3ヶ月分給与相当が一般的です。もちろん、ボーナスのない機関も少なくありません。
一方、非常勤の日本語教師の場合、毎週18時間程度のクラスを受け持つ計算で、給料は10万円程度、年収に換算すると100万円程度が相場です。当然ですが、非常勤の場合にはボーナスが支給されることはありません。
こうみると常勤の方が給料や年収が高く、メリットが多いように思われますが、注意をしておくこともあります。まず、常勤の日本語教師であっても、残業手当や時間外手当はありません。給料の対象となるのは授業を行っていたり、事務仕事を行っている時間にあたりますが、授業を準備するために教案を作成したり、授業で実施するテストの問題を作成したり、授業後にテストの採点を行ったりする時間については、給料の対象とはなりません。つまり、実際に働いた時間のすべてが給料の対象となるわけではありません。
また、夏休みや冬休みなど、日本語学校の授業が行われない期間については、給料も支払われないのが一般的です。なかにはゴールデンウィークや春休みの期間も授業を行っていない日本語学校がありますが、それらの期間についても給料が支払われませんので、必ず勤務先にスケジュールを確認しておくことをおすすめします。
一般企業においては定期的に昇給が実施されることが少なくありませんが、日本語教師の場合には昇給が設定されていないか、設定されていても微々たるものであることが一般的です。このように、給料や年収の面において、日本語教師ならではの特徴があります。
非常勤として日本語教師を行っているひとのなかには、2つ3つの日本語学校を掛け持ちして生計を立てているひともいます。また、週末などに個人レッスンを実施していたり、留学センターで働きながら日本語教師として働いているというケースもあります。
サービス名 | 料金 | 転職エリア | |
---|---|---|---|
![]() |
リクルートエージェント | 無料 | 全国 |
|