日本語教師の転職TOP >> 日本語教師の転職の基礎 >> 日本語教師に多い悩み
日本語教師は外国人を相手に仕事をしていますので、悩みにも特徴的なものがあります。まず、日本語教師になりたてのひとが悩むことのひとつに、先輩の日本語教師との教授法の違いについての指摘があります。
生徒は正直ですので、ほかの日本語教師と教え方が違う場合、「A先生は違った風に教えていました」「B先生はそんな教え方はしていません」のように、ほかの教師と比較した評価を下すことが少なくありません。日本語学校では、1つのクラスを複数の日本語教師で持ち回りで担当するのが一般的ですので、こういった比較をされることは珍しくはありません。
ベテランの日本語教師であれば、こういった評価を受けた際に必要以上に気にすることはありませんが、新米の日本語教師には、ほかのベテランの教師との教え方の違いを指摘されてショックを受けてしまうひとが少なくありません。特に新人教師は自分の授業の準備をするために必死になっていますので、ほかのひとの授業風景を参観する余裕や暇がありません。この時期を乗り越えることで日本語教師としてさらに成長することができるのですが、なかには気にしすぎて教師を辞めてしまうひともいます。
日本語学校の生徒はたいてい成人した学生やビジネスマンであることが多く、それぞれに自分なりの意見を持っています。また、日本とは違って自分が思ったことをその場で伝えることを是としている文化で育ってきた生徒の場合は、特に授業中に教授法についての意見を述べる機会が多く、授業の進め方についてもディスカッションのうえで工夫をしていく必要があります。
これまで日本の典型的な会社で働いていたひとにとっては、こういった物事の進め方に慣れていないことが少なくありませんので、必要以上に気にしてしまうかもしれません。しかし、インターナショナルな環境においてはこういった発言があることこそが良い兆候で、そこでディスカッションを行うことでより中身の濃い授業に変化できる可能性があると言えます。
これから日本語教師に転職して新しい自分を試したいと思っているひとでしたら、こういった機会をぜひポジティブに考えて、充実したクラスを運営するチャンスとして利用できるように心がけましょう。日本語教師の醍醐味のひとつは、生徒と協力して授業を活性化していけるということにあります。教師から生徒へ一方通行の授業をするのではなく、教師と生徒がコミュニケーションを行いながら、充実した時間を生み出すことができるのです。
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